綺麗に割れないキットカットの作り方
「みんなー!せーので言うよ!」
「せーのっ!」
「人生うまくいかなーい!!」
結局これ。
人生に対する共通認識ってこれなのよ。
「異議あり!」って人いないのよ。
そんな中、唯一ですよ。唯一我々が上手く行く事つったら、キットカットを半分に割る事くらいなもん。思うままに事が進むのはキットカットだけなの。キットカット以外は全部うまくいかない。
そんな事があって良いのか?
キットカットだけやけに上手に割れ過ぎじゃないか?
我々の経験上、キットカットも砕け散らないとおかしい。色々と砕け散ってきた我々の人生において、キットカットだけが綺麗に真っ二つだなんて、そんな虫の良い話があってたまるものかよ。
って言う訳で、今回は上手に割れない本来のキットカットを作って行きたいと思います。
キットカットの方を人生に寄せる方法で釣り合いを取っていきたいと思います。
まずはキットカットのパッケージを眺める
環境に配慮した紙製の外袋。意外とシンプル。
サクッサク食感!って書いてありますね。
サクッサク食感?
ん〜これは何か気持ち悪い。サクッサクよりもサックサクって方が言いやすいし響きが良くないですか。
ほら、上司を崖から突き落としてからしばらくすると、「き〜さ〜ま〜」つってよじ登って来るじゃないですか?その時の服装って、ボロッボロって言うよりもボッロボロって方がしっくり来ませんか?
あ、いや別にそんな事無いか。分かんなくなっちゃったな。まあいいか。
裏パッケージ。夏場は凍らせて食えと。言われなくてもチョコレート系お菓子って冷やしますよね。
注目なのはこちら。
「知りたい!聞きたい!」って欄が凄い。
お菓子は1日どれくらいまで食っていいのかとの問いに対して、1日200キロカロリーまでが良いので、1枚54キロカロリーの本製品は2枚までがオススメですって。謙虚〜。
200までいけるところ、108キロカロリーで潔く引いたよ。見事な引き際。孫子の兵法?
3枚か4枚で悩んだ挙げ句、5枚まで攻めるのが業を背負った人間という生き物なのに。
でも僕には見える。キットカットから滲み出る自信が。
これはみんなが2枚しか食べなくても別に良いのよって言う”王者の余裕”ではなく、そうは言ってもお前らはたった2枚じゃ止められやしないだろ?っていう足元を見透かした味への”絶対的な自信”なんですよ。
その通りだよっ!
綺麗に割れないキットカットを作っていきましょう
紙製の外袋から出すとこんな感じ。
樹脂製の内袋はメッセージが書けるようになっているんだけど、こう言うのは本当に活用されているのでしょうか。
これから映画を観るって人にそれのネタバレ書いて贈るみたいな使い方しか思い付かない。
「その惑星、地球だよ♪」
「綾瀬はるかのおっぱいは出ないよ♪」
「キングコング最後死ぬよ♪」
猿系映画におっぱいバレー挟むんじゃないよ。
まずはキットカットをお皿に出します。このままだと上手に割れてしまいます。
次にブロックチョコを小皿に置いて、1分ほどレンジにかけて溶かします。
レンジで溶かしたのがこちら。形状は保っているけど、こいつはもう死んでいます。
スプーンに溶かしたブロックチョコを付けて。
先ほど出したキットカットの忌々しい溝に塗り込んでいきます。
この溝め。埋まれってんだ。
隣の部屋から「溝め!溝め!」って聞こえてきたらこの作業をやっているのだと思います。
埋まった。キットカットのカット部分が封じられた瞬間。
いくつか封じました。でもこのままではチョコが柔らかいのでカットが可能です。これを冷凍庫でしっかりと冷やしましょう。
完成しました
これで完成。人生と同じように上手く行かないキットカットが完成しました。
ちょっとひと手間加えるだけで、簡単に現実に即したキットカットが作れるのでお勧めです。
それでは実際に割って試してみましょう。
苦々しい人生のようなキットカットのプレイ動画はこちら。
(プレイ動画?)