【無慈悲検証】どうぶつカステラはスタンプになるのか
イオン系プライベートブランドであるトップバリュシリーズのお菓子。スーパーの一角にそのコーナーが設けられている事が多いわけですが、そのラインアップを眺めていると、売れてんのこれ?って思わざる負えない品物が並んでいます。
その代表格を買ってきました。
いや、どうぶつカステラ好きな人はもちろんいるとは思いますよ。地域に3~5人くらいかな。そのくらいはいるとは思う。
けどさ、もう違うじゃない。カステラ以外の多くのものがこの国には大量に伝来しちゃってるじゃない。
確かにザビエルが持ってきた当時は衝撃的だったのだろうと思いますよ。南蛮菓子だーつって。確実に一世は風靡した。まぁもう、当時の日本人はむさぼる様に食ったことでしょうよ。
ポルトガル人はキリスト教と鉄砲を伝えた代わりにどんだけ日本人の口の中の水分奪ってきたんだよって話で。これが帝国主義のやり方かって話で。
だが、時は令和。今改めて、カステラってどうなの?
プライベートブランドになっているからには、一定数売れる見込みがあるからですよね。
でも一体誰がどんな用途で買うの?
同じ列の棚にチョコパイとかがある中で、誰が何の為に?喉の修行?
考えた末、閃きました。
あ、スタンプ。
これきっと、みんなスタンプにして遊んでいるんだよ。
なんだよ水臭い。僕の知らない所でそんな遊びがあったなんて。だからこれ一定の需要があるんだね。なーんだ。
という訳で、みんなが遊んでいるであろうどうぶつカステラスタンプを再現してみましょう。
今回使うお菓子
どうぶつカステラの詳細
この動物さん達の顔面にチョコを塗り込めば、可愛い動物スタンプとして使えるのではないかと考えました。
水分を吸い尽くす奴らの特技を逆手に取る作戦。
馬鹿め。人々を苦しめてきたその呪われし能力が仇となったな。
大人しく森に帰れ。
パッケージ裏に「カステラの形は6種類ありますが、全ての種類が入らないこともあります」って書いてある。重さで管理されているこいつらは個を否定されていて、彼らも所詮は駒に過ぎない事が分かる。
もしかしたら僕がやろうとしている事は、彼らを救う事にもなるのかも知れない。
原材料
小麦粉、砂糖、液全卵、マーガリン、水あめ、ぶどう糖、デキストリン、食塩、イソマルトオリゴ糖、全粉乳/ソルビトール、乳化剤(大豆を含む)、膨脹剤、安定剤(増粘多糖類)、香料(乳成分・大豆を含む)、カロチン色素
栄養成分
1袋(100g)当たり
エネルギー360kcal
たんぱく質6.2g
脂質9.0g
炭水化物64.2g
糖質62.9g
食物繊維1.3g
食塩相当量0.5g
ホームパイの詳細
ホームパイとトッポときのこの山でテーブルを作ろう
前回はこちらの記事で登場したホームパイ。今回のどうぶつカステラスタンプをここに捺してみようと思います。
面がザラザラなのは気にはなるけど、平らなお菓子ってあんま無いから適役。なんかもう、スタンプ捺されるためだけに開発されたお菓子に見えてきた。
原材料
原材料名 小麦粉、植物油脂、砂糖、バター、発酵種(小麦を含む)、全粉乳、食塩、脱脂粉乳、たんぱく質濃縮ホエイパウダー(乳成分を含む)、乳等を主原料とする食品、水あめ/乳化剤(小麦・大豆由来)、香料(乳由来)、カロテノイド色素
栄養成分
栄養成分表示 2枚1包(標準10g)当たり
エネルギー 55 kcal
たんぱく質0.7g
脂質3.1g
炭水化物6.1g
食塩相当量0.024g
どうぶつカステラをスタンプにしてみる
まずはどうぶつカステラをお皿に出します。
並べてみる。重量のみで管理される個を封殺されし哀れなアニマル達だけど、今回は一応全種類入っていました。
でも一部欠けている奴もいたりして、結構脆い。
続いてホームパイも出します。
1袋に2枚入っている系のお菓子に外れ無し。
多分自信の表れ。2枚入れても怒られないだろうと踏んでいる。
こちらはブロックチョコ。スタンプのインク代わりなので電子レンジで溶ければ何でもオッケー。これを600Wで1分程。
形はそのままだけど溶けてます。もう死んでます。
では、まずはこのうさぎちゃんから試してみましょう。
ぐにり。これを持ち上げると。
ねちょり。
これを。
ぐに。
さぁどうなる。
只の動物カステラがそんなに売れる訳は無い。うさぎちゃんよ、カステラの未来を見せておくれ。
どきどき。
何でだよ。
何の形なんだよこれは。
しっかりしろようさぎちゃん。
どうなってんだよ、答えてくれうさぎちゃん。
グロッ。
次はブタさんにチャレンジしてもらいましょう。
ぐちゃ。
ぐにり。
うさぎちゃんは不甲斐ない結果に終わったけど、このブタさんはうまくいくのでしょうか。
何でだよ。
あなたは何の形なの?
黒い感情が投影されちゃうの?
ねえ?ブタさん、君の心の中はこんな形なの?
教えてブタさん?
グロッ。
だめだ。どうぶつカステラの闇は深い。怖い。スタンプにならないので売れている理由は全く分からない。何がスタンプだよ。完全に振り出しに戻った。
でももうこの案件には関わりたくない。どうぶつカステラは金輪際僕に近寄らないでほしい。どうぶつカステラに苦手意識がある。
ただこの動物たちをそのまま放置するわけにもいかないので、これを素材としてアレンジしてみましょう。
おやつに出したら子供達のテンションダダ下がり必至のどうぶつカステラですが、ちょい足しして「圧」を付与しましょう。
ちょい足しは手作り特有の「圧」が加わるので文句を言わずに食べてくれますね。やったね。
折角溶かしたチョコなので、残りの動物たちに塗りたくりました。
この動物たちって実はかなり脆くて、チョコを付ける際に次々顔面表皮が剥がれ落ちました。
彼らの顔面表皮は剥がれやすいので、つくれぽをする際はお気を付けください。
冷蔵庫にカラフルなチョコスプレーがあったのでこれを使いましょう。
チョコを付着させた動物顔面にチョコスプレーをトッピングして完成です。
ええ、もちろんこれで完成です。
見た目はチンギスハーンが通過した後みたいになってはいますが、味は強化されていますから。
どうぶつカステラは見た目じゃないから。うちのは味で勝負しているから。
(我が家の子らはあんま食べてくれなかった)